1059年、捕虜となって連行されたマヌーハ王が建てた寺院(地球の歩き方より)。捕らわれていた時の鬱屈した気持ちが見事に表現されたような寺院です。
外側は、地位さな塔がいくつも建てられていますが、高くのっぺりした箱といった感じで、飾り気がありません。バガンの遺跡群の中では、かなり異質な感じのする外観です。
床のタイルがきれいに装飾されていました。
入り口を進むとまず、こんな光景が見えます。すでに、なんだか、あんまり見ない光景です。
中に入ると、天井も肩幅もとにかく、ギリギリの仏様がいました。外の角ばった雰囲気とは違い、中は、仏様も建物の内装も全体的に丸みを帯びた感じでした。
観光する人間もかなり狭いところをすり抜ける必要があります。すれ違うのは困難です。右に見えているのが仏様の手の爪です。仏様、結構大きいです。
これを作った王様は何を思って仏様までこんな窮屈なところに閉じ込めたのかわかりませんが、捕らわれの身の窮屈さが伝わってくる寺院でした。
以下がマヌーハ寺院の場所です。