ヤンゴンでの最大の見どころと言われるのがこのシュエダゴン・パゴダ。
ヤンゴン中央駅から歩いていけるかなと思っていましたが、暑すぎる!ということで駅周辺から、流しのタクシーを拾いました。シュエダゴン・パゴダまで2キロの道のりを2000チャットでした。シュエダゴンパヤーと言えば通じます。
[シュエダゴンパゴダの拝観料]
外国人は、10000チャット (2018年9月現在)。最近値上がりしたようです。ミャンマーの人はタダです。ちょっとお高めですが、入ってみたら値ほどのもんだと感じました。
観覧料を払うと、このようなシールをわかりやすいところに貼るように言われます。
[シュエダゴンパゴダへの通路]
シュエダゴンパゴダは、小高い丘の上にあるため、階段やエレベーターを使って登ります。私は東側の階段を登りました。階段の一番下から、靴を脱いで裸足になります。靴下も脱がなければなりません。また、半ズボンやおへそが出た服など、露出の多い服で入ることも禁止されています。
階段は、立派な装飾を内側に施したドームで覆われており、薄暗いのですが、階段の両脇に金色のキラキラした商品を売っているお店が立ち並び、階段だけでかなり独特の雰囲気に圧倒されます。
真っ直ぐにのびる長い階段を上がって行くと、手荷物検査場が途中にあり、空港さながらの持ち物チェックをされます。階段を上りきったあたりに、入場料10000チャットを払う場所があります。
[シュエダゴンパゴダの見どころは?]
目立つのは、やはり真ん中にそびえる眩しいほどの金色の塔ですが、それだけではありません。
とにかく、豪華絢爛、これでもかというほど仏様がいます。
ありがたそうに座ったり、結構リラックスした感じで寝転がったり、格好も表情も多様でこんなに自由で良いのかと思ってしまいます。きっと、誰しも何か心に刺さるお気に入りの一体が見つかるのではないでしょうか。
こんなに自由で良いのだろうかと思わされるのは、仏像の格好だけではありません。
なんだかありがたそうな仏像さんが座っている建物の中で、地元の人々が、座り込んで食事をしたり、ジュースを飲んだりして雑談しています。どうみても、テーマパークや花見にやってきた家族連れのピクニック風景が、仏像の前で繰り広げられています。寝っ転がって眠っている人もいます。
めいめいが好きなように好きなことをして時間を過ごし、その場所にいることを楽しんでいる感じなのです。厳かにしなくてはいけない。ということを強要されない空気が流れています。一方、そんな中で一心に念仏を唱えている人もいるのです。
ある程度の節度が守られれば、どんな人の行動も、尊重され、そこにいることを許されているような安心感がそこにはありました。その上に、お坊さんもまた、なんだか自由な感じなのです。
ミャンマーの宗教観をよく知らない私には、お坊さんはどこか近寄りがたかったのですが、私達が日本語で話しているのに気づいた一人のお坊さんが気さくに話しかけてきて、ひたすら世界中(彼いわく30カ国以上)を自分が旅した時の写真をスマホで見せてくれました。何よりも私は、どこの国へいっても、たとえそれが雪の中であったとしても、そのお坊さんが今眼の前にいる格好と全く同じ肩を出して袈裟を羽織った姿をしていることに最も驚かされたのですが。。。そんなものすごく気安く笑顔で話しかけてくるお坊さんがいる一方、ものすごく近寄りがたいオーラを出しているお坊さんもいます。とにかく、これじゃないとダメ!といった型を作らないのがここのスタイルだと感じました。
そんな感じで私達も地べたに座って、ぼんやりと金ピカの塔を眺め、ゆったりとした時間を過ごしました。まさか、このような金ピカの建物ばかりの人だらけの寺院に来て、リラックスした気分になれるとは全く想定していませんでした。シュエダゴンパゴダに来た時は、珍しいものを見て回るだけでなく、時間をたっぷりとって、ぜひ、自分だけの落ち着ける場所を探してみてください。
[シュエダゴンパゴダにある仏像]
日本人の感覚でここの仏像を見れば、びっくりするに違いありません。なにせ、仏像の周りがREDライトでキラキラしているのですから。しかも、パチンコ屋さんか、派手なトラックを想像するような激しい色使いです。奈良の大仏の荘厳な感じとはずいぶん雰囲気が異なります。とにかくミャンマーの人は、ありがたいものには、できるだけキラキラと派手にするようです。
シュエダゴン・パゴダの内部にいる仏像は、生でみることができないため、スクリーンに映し出されています。東西南北に同様の礼拝所があります。
[シュエダゴンパゴダで見つけられるいろいろな仏像たち]
目をひいた仏像をいくつか写真で紹介します。
日本では全く見ないですが、拝む人の像もミャンマーではよく目にしました。建物の内装全体も緑でキラキラしていてきれいです。
この仏さまはお供え物をもらって照れながら頭を掻いているように見えます。
ピエロのようなちょっとひょうきんな像もあります。
ミャンマーでは木製の仏像はほとんど見ませんでした。
人と獅子?がくっついています。
手が逆向きになっています。何か意味があるのでしょうか。
なんかストーリーのありそうな絵が書かれた高い像もありました。
かなり大きな仏像です。手前にあるレバーを引くと上にある黄色い布がパタパタと動きます。9回扇ぐと良いそうです。
菩提樹が何本も植えられていました。
シュエダゴンパゴダの場所はここです。