バガンの遺跡群の中に、ミンナントゥ村という小さな村があります。ここでは、この地域の人々の生活を垣間見ることができます。遺跡群へ向かう道沿いで、村の人が声をかけてくるので、観光したいと示せば、案内してもらえます。
一番最初に案内してもらったのは、織物をしているところでした。手前の綿から奥の織物を作るそうです。奥のスカーフは、ものによって手触りが全く違い、とても柔らかく気持ちの良いものもありました。買わないかと言われますが、要らないと言えば、しつこい勧誘はありません。
昔話で、ツルが使っているやつですね。
ヤシの葉で作った屋根。3年くらいもつらしいです。
細い竹を広げて、平らにしたものを編んで作った家の壁。身近にある植物を利用して、立派な壁ができます。風雨に強いとは思えませんが、乾燥地で台風も来ないバガンでは、かなり有用な技術だと思います。この壁は、このミンナントゥ村だけではなく、ミャンマーの別の場所でも時々見られました。
竹の壁で、こんなお洒落でかわいい家ができます。
牛さんが美味しそうにご飯を食べていました。干し草ではなく、水に使った草を食べていました。この牛は、ミャンマーではナッツを挽くときとかに使われているのを見かけました。なかなか力強そうな牛です。ミャンマーではよくこの白い牛が使われているようです。
見覚えのある植物も。。。乾燥地なので、多肉植物のアロエには得意そうな環境ですね。食用に育てているそうです。ヘチマも植えられていました。
絵も売られていました。色の着いた砂のようなものを布にくっつけて色を付けるそうです。遺跡にもたくさん売られていました。
金属を売る大きな建物もありました。中には入らなかったので、何が売られていたのかよくわかりませんでしたが。
ちょうど子どもたちが学校?から帰ってくるところでした。
ちなみに、15分くらいの見学でしたが、5000チャットのチップを要求されました。観光料と言えども、ミャンマーの他のものの値段と照らすとかなり高額な感じがします。おそらく、やってくる旅行客とのさじ加減で値段が決まっているのでしょう。村と行っても、家と道の敷居があまりなく、人の家の庭を歩いているような場所が多いので、外国人一人で入っていける感じではありません。村の人に案内してもらわないと入りにくいので、ミンナントゥ村を訪れる際は、チップという形で観光料を要求されることを予め覚悟しておくか、村に入る前に交渉しておけば、嫌な思いはしなくて済むかと思います。
ミンナントゥ村の場所はここです。