過ちの始まりは、1日目の観光。宿で申し込んだパアン一日観光ツアー。一日8個所も周り、大満足のツアーだったのですが。。。そのときに行った場所の一つ。ヅウェカビン山の麓にあるルンピニ・ガーデン
。ゲートのおじさんに3ドルの入館料が必要と言われ、どうせ3ドル払うなら、その奥の山に登っても同じ金額だから、登って見たほうが良いよ、3時間で登って来られるし絶景だよ。とすすめられ、翌日も特に予定のなかった私たちは、3時間くらいならと翌日に登ることにしました。
朝の9時くらいにジェズカビン山の麓にトゥクトゥクで連れて行ってもらい、登り始めました。
ゲートにはとても優しそうなお坊さんがいました。
こんなチケットをもらいました。後ろには、ビルマ語で名前も書いてもらいました。
寺のある方の裏側から登り始めたのですが、ひたすら階段、いけどもいけども急な階段でしかもめちゃくちゃ暑い。
木がそれほど高く成長していないため、日本の森林のような林道の木陰がほとんどできず、日差しが直接降り注ぎます。いつになったら着くんだろうか、いや、たどり着けるんだろうかと不安になってくる階段の連続。帰りのトゥクトゥクの場所を山の反対側にしてしまったため、山越えするしかありません。すれ違ったのは、荷物を運ぶ現地の人二人だけ。
観光客なんて一人もいません。しかも樹木が低いため、森林浴なんて気分でいられるような山ではなく、マイナスイオンもプラスに変わりそうな暑さ。
日本の山なら、階段があって、しばらくそんなに傾斜のないところを歩いてまた階段と、徐々に登っていく感じが多いため、階段で疲れてもしばらく傾斜のゆるいところを歩いている間に復活できるのにくらべ、こっちはひたすら地獄のような階段。
途中、きれいなバッタを発見
麓で、まさかあそこまで行くんじゃないよね?と言っていた場所に、まさかたどり着いたのが2時。上りだけで4時間。
頂上で1時間ほど休憩し、降りるのに1時間半、またほとんど階段。何をどうしたら3時間で登って帰れるというのか。。。結局全行程ですれ違ったのは二組だけ。しかも一組は、多分あの時間からだと頂上には到達できていないと思われます。というか、頂上に行ったら暗くなって帰ってこられないはずです。麓の寺ずっとコンクリートの階段だったせいか、足もかなり疲労しました。
麓に降りたときはには夕暮れで、子どもたちが遊び回っていました。遠くに見えるのが、登ってきたヅウェカビン山山
帰ってホテルの人に報告すると、えっ、そんなにかかったの?3時間くらいなのにって。あんたもか〜。パアンの人が信じてやまない3時間登山。。。私は、毎年標高3000mほどの山に荷物を担いで登っているので、少なくとも人並みくらいの体力はあると思っているのですが。未だに3時間という数字がどこから来たのか不思議でならないヅウェカビン登山だったのでした。
ヅウェカビン山の場所はここです。